新年のご挨拶+北広島の民話シリーズ6


新年あけましておめでとうございます。今年も”きたひろ.TV”をよろしくお願いいたします。
新春最初の映像は、北広島の民話シリーズ第6回、寒地稲作の祖といわれる中山久蔵の米作りにまつわるお話です。

~ふろの湯で米づくり~
島松の地で米づくりに挑んでいた中山久蔵は、赤毛種の種もみをまきましたが、芽が出ません。ある日、ふろに入った久蔵は、ふろの湯を苗代に入れることを思いつきます。その年の秋、久蔵の水田は黄金色に輝き、稲穂が実りました。
今では、全国でおいしいと評判の北海道米。その米づくりは、ここから始まったのです。

忘却の彼方へ 三島神社跡地


旧島松駅逓所から、島松川の上流方向へ行くと三島神社跡がある。
大正4年川上・三別の集落会議で新たに蔵谷石太郎所有地に稲荷大明神を主神とする一社を設け三島神社とした。戦後、この地域の戸数は減少し、新保の沢が自衛隊演習地として買収された昭和30年を機に三島神社が閉じられた。今もここにお住まいの蔵谷愛子さんとご長男の武市さん(曾祖父:故蔵谷石太郎氏)に賑わいのあったころの三島神社について語っていただいきました。

寒地稲作発祥140周年記念事業


明治6年、中山久蔵により道南以北で初めて稲作が成功してから140周年を迎えた今年、9月21日から28日まで、中山久蔵の住まいでもあった旧島松駅逓所を舞台に「寒地稲作発祥140周年記念事業」が行われました。期間中、駅逓所のライトアップ、夜間無料開放、最終日には久蔵祭が行われました。

北広島の民話シリーズ5


~おしょうさんとクマ~
北広島の民話シリーズ5回目は、大曲にある来広寺の初代のおしょうさんが主人公です。
おしょうさんが、法事のために仁別の奥地に向かう途中、大きなクマが出てきておしょうさんを食べようとしたのですが・・・
今ではすっかり変わってしまった大曲地区ですが、このお話から開拓時代の大曲や仁別の人々の暮らしぶりが偲ばれます。

民話紙芝居ができるまで


北広島の郷土研究の本の中には、「北広島の昔話」がたくさん収録されています。昭和59年、これらの昔話をこども達に伝えていきたい、と思った人たちが、子どもたちが描いた絵でつづった民話の紙芝居を作ることにしました。